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2010年12月25日

手島邸

そろそろこのお店に行ってもいい頃なのかもしれない。
そんな気持ちがあふれてきて「手島邸」へ予約を入れた。

西新のプラリバ前で二人と待ち合わせた。そのあと、
タクシーで向かうつもりだったが歩いても行けそうな距離だねと、
南区在住の我らは馴染の薄い西新を散策がてら向かう事に。
道すがら良さそうなお店をチェックしたり、
西新で気になる飲食店の話をしたりしていたら、もう目的地付近だ。

住宅街なので車の往来もほとんどなく街灯も少ない。
静まり返った中にぽつんとあかりが灯っている。
明らかにまわりと雰囲気が違う。
多分あれだよと私は言いながら、気持ちが急いて足早になった。
そして小さな表札を発見。ここだ。
緑の茂みに隠れるような古い木造の建物を見上げた。
ああ、もう佇まいが、佇まいが違うのだ。

ひとつ深呼吸をして、門の敷居をまたぎ小道をそろそろと登った。
玄関まできて、またひと呼吸おく。
木造の引き戸はガラガラと音をたてた。懐かしい音だ。

古い民家の玄関は余計なものがなくすっきりとしている。
靴を脱いでいると奥からスタッフの女性が現れて、会釈した。
靴箱の上に呼び鈴があるので気づかないようであれば鳴らせばいい。

応接室へ通された。
店側の準備が出来るまでしばしここで時を過ごすのだ。
柔らかなソファへ座り込んだ。
間接照明で雑誌の文字をやっと読める位の光の量。
そんな中でも隅々まで掃除が行き届いていているのは分かる。
澄んだ気は心地よい。
古い時計がカチカチ、カチカチ時を刻んでいたような。
いや記憶ちがいかもしれない。
なにせ振り時計の音が似合う空間なのだ。

忙しい日々に慣れすぎていると、
いきなり静かでゆったりとした場所へなげだされるとどうしていいか分からなくなる。
そんな気持ちが頭をもたげてこようとした頃、カウンター席へ案内された。

厨房にそって長く伸びるカウンター席へ通された。
なんともいえない空気感に胸は高鳴る。
目線の高さに窓が広がっていて庭の様子を伺えた。
そして厨房が、調理の様子が丸見えだ。
目の前の包丁を握ってらっしゃるこの方が店主さん。
自らいろいろと料理の説明をして下さった。

最初に記憶に残るのが、ここのスタッフさん達の落ち着き。
ゆったりと急かすものがなく、きりきりとした感じも伝わることなく、
食べる側にもそれが伝わりだんだんと心地よくなってくる。


まず、最初の一品から・・・
とはじめたいところだけれど、今回は遠慮しておこう。
訪れる機会があれば是非直接確かめて頂きたい。

そのひとつひとつの器の趣の深さやもてなしの気持ち。
一見シンプルな和の料理達のその驚くほどの美味しさに、
おもわず涙がちろりとでる。
そしてセレクトして頂いたお酒も絶品、忘れがたい夜になった。

久しぶりに食べる事の奥深さに感嘆し身震いした。


デザートは場を移し、
隣のアトリエだった部屋で画伯の絵も楽しみながら頂く。
白洲邸、武相荘の本が置いてあるのを見つけ、
思わず手に取った。

今度は晴れてラウンジへいけるね。と、
余韻を満喫しながら珈琲をすすった。


posted by zono | Comment(2) | TrackBack(0) | 和食・寿司 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
手島だーよ。
Posted by み at 2011年01月04日 02:19
>み
さんきゅっ!!
Posted by zono at 2011年01月12日 15:03
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